【報告】エコメッセちば出展〜みんなで取り組むSDGs〜

幕張メッセで開催された「エコメッセちば2019」に、当コミュニティのオブザーバーを務める高原さんが代表の「NPOいすみライフスタイル研究所」と連携して、同じブースを間借りして、出展しました。

出展ブースの様子(NPOが紙芝居をしているところ)

千葉県環境大使(アルピニスト) 野口健さんの講演「富士山から日本を変える」


「エコメッセちば」にて野菜ソムリエのブースをお手伝いさせていただきました、白沢です。いろいろなブースも見せていただき、SDGsについて沢山学ばせていただきました。多くの出展ブースの中から、いくつかみなさんとシェアしたいと思います。

SEED シード 生命の糧 市民上映会

https://www.facebook.com/events/513311172564900/

em factory 環境学生団体

https://emfactory-education.themedia.jp/

JFSA ご家庭の使わなくなった衣類等の寄付

https://jfsa.jpn.org/

日本ではまだ食べられるのに廃棄される食品は年間643万トン。毎日10トントラック約1700台分の食べられる食品が捨てられていて、そのうちの約半分は家庭から、その中で最も多いのが野菜だそうです。

今後、野菜ソムリエとして食品ロスの少ない調理法の勉強会、セミナーを行ったり、親子で収穫・調理体験イベントなどを行い、時にはSDGsに取り組んでいる団体などと協力して体験、学びの機会を持ち、改善に取り組んでいけたら良いのではないかと思いました。

野菜ソムリエ 白沢美奈子

今年の活動について、明示的に、SDGsの取り組みとして活動した訳ではありませんが、結果として、SDGsの実現に繋がるものが多々あります。そういう活動を以下にまとめてみました。括弧内の数値は、対応するSGDsのゴールやターゲットを示す番号です。

1.ちばの魅力発掘!産地交流会

 「ちばの野菜伝道師協力隊」として、消費者の視点から産地や千葉の農産物の魅力を掘り起こす。

地元の旬の野菜の摂取による栄養向上(2.2)

地産地消(千産千消)を通じて千葉の農家・生産団体の売上・所得向上へ(2.3)

生産者とのパートナーシップ(17)

2.PR活動

 市場(マルシェも)や小売店(青果店など)、展示会(フェア)などのイベントでのPR

地元の旬の野菜の摂取による栄養向上や食品ロスの解消(2.2,12.3,12.5)

地産地消(千産千消)を通じて千葉の農家・生産団体の売上・所得向上へ(2.3)

3.農業体験・見学

 生産者やコミュニティの畑での、種蒔き・植え付けや収穫、また加工の体験。農家・生産法人の訪問、生産や加工の現場の見学。

持続可能な開発を促進するために必要な知識や技能を習得する(4.7)

持続可能な開発や自然と調和したライフスタイルなどの情報発信や共有を実践(12.8)

見学先や内容に応じて、ゴール4以外のゴール、ターゲットにも関わることも

4.食育

 野菜について、またその食べ方などの講義・講演など

野菜の摂取による栄養向上や食品ロスの解消など(2.2,12.3,12.5)

5.コミュニティ交流(学習会)

 知識向上やスキルアップも兼ねたコミュニティ内、コミュニティ間での交流

持続可能な開発を促進するために必要な知識や技能を習得する(4.7)

持続可能な開発や自然と調和したライフスタイルなどの情報発信や共有を実践(12.8)

色々な立場(生産者や流通、消費者など)の野菜ソムリエ同士が活動するためのパートナーシップ(17)

6.情報発信・情報共有

 ブログ(Ameba)やSNS(Facebook)、会員へにメールマガジン発信

持続可能な開発を促進するために必要な知識や技能を習得する(4.7)

持続可能な開発や自然と調和したライフスタイルなどの情報発信や共有を実践(12.8)


私が企画・開催したイベントについて、幾つか、SDGsとの関連を書いてみます。

5月に柏の葉キャンパス駅近く、千葉大柏の葉キャンパス内のNPO植物工場研究会の見学会に参加しました。キャンパス内に色々な方式の植物工場設備があり、ここで研究すると共に生産して、その野菜類は近くの直売所やスーパー、飲食店などに出荷されています。コンピューター制御にて、光、水、気温、湿度、空気など管理されて、栽培されています。

今度の温暖化や気候変動を影響を受けて、将来、露地での野菜の栽培が難しくなるかもしれません。しかし、植物工場であれば、場所、時間に関係なく、野菜を栽培することができます。これは、将来の食料不足を解消する手段の一つとなるかもしれません。

昨年と今年、2回、東京の高尾山に行って、お寺で精進料理を頂きました。精進料理は、本来、殺生禁止の戒律のある仏教の修行者向けですが、精進料理のように肉を食べない、菜食は、SDGsの温暖化・気候変動への対処、また食料不足の解消の解決策でもあります。家畜が排出するゲップやオナラに含まれるメタンは温暖化効果ガスであり、温暖化への寄与が指摘されています。さらに、家畜が食べる穀物のために、人間が食べる穀物が不足するとの指摘もあります。菜食と言った、脱肉食、減肉食は、既に欧米で注目されており、日本においても、肉食から菜食へとライフスタイル(食生活)の変更を促していきたい。

事務局 企画担当 落合 修

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