秋も深まった11月10日(日)に鎌ヶ谷市の「Tea＆Saloonレイズドリーム」にて
第30回目のブラッシュアップカフェを開催。
ご来場の方には、まず温かいオレンジティー(オレンジ、アップルの入った紅茶)で喉を潤していただきました。
今回記念すべき第30回目のテーマは『農業先進国オランダに学ぶ』
節目の回ということもあり、日本野菜ソムリエ協会にて野菜ソムリエプロの講座(生産)の講師のご経験もおありで、食品メーカーカゴメ勤務を経て、現在は、中小企業・農業法人の労務コンサルタント(社会保険労務士)としてご活躍の荒木孝夫さんに講師をお願いいたしました。
スマート農業研究会のお仲間とオランダ視察にいらしたときの貴重なお話を伺いました。
第１部 オランダ農業視察報告。
オランダ農業の強さの秘密やスマート農業について学びました。
スマート農業とは、ロボット技術ＡＩ、ＩＣＴ等の先端技術を活用し、超省力・高品質生産等を可能にする新しい農業(無人トラクター、ドローン、植物工場等)のことで、実際に現地で視察されたその研究や実際の企業状況など貴重なお話から様々なことを学びました。
私個人の今までの見解といたしましては、オランダといいますと、酪農(乳製品)、チューリップ、風車、といったイメージでしたが、今回の講座でオランダ農業の技術革新や輸出産業として力を入れていることなどを知りました。
中でもパプリカ企業のお話は、初めて知ることばかりで、大変勉強になりました。
第２部 パプリカ料理を楽しむ。
パプリカを使った３品(スープ・ピザ風・コンフィチュール)をご紹介し、こちらも大変好評をいただきました。
第３部 植物工場を学ぶ。
実際の工場の様子や、環境に配慮した栽培法、エネルギー源や労働管理についてもお話いただき、植物工場産の野菜は普及段階であることなどなど興味深い内容でした。
野菜ソムリエとして情報のアンテナを高くし、次世代の農業形態は単に農業生産としてではなく、事業全体を考える視点が必要との思いを深くしました。
また、私はリコピン人参『こいくれない』のアンバサダーを仰せつかっておりまして、ご参加くださいました野菜ソムリエの皆様には、タイミングよく届きましたこいくれない人参をご紹介し、１本ずつお持ちいただきました。
そして今回は今年最後の回ということで、ブラッシュアップカフェ終了後は野菜とお肉のしゃぶしゃぶのお店で忘年会を開催。
特別ゲストとして、松戸市にあります根本ファーム(いちじく農園)のオーナーの根本一夫様とTea＆Saloonレイズドリームのオーナーの山口礼子様にもご参加いただき、地元のお野菜をお腹いっぱいいただいて、講座から忘年会と大変有意義な１日となりました。
ご参加くださいました皆様１日お疲れ様でした。そして本年もブラッシュアップ・カフェにご参加いただきましてありがとうございました。
【参加の皆さまのご感想】
・とても興味深い内容でした。食材だけでなく、社会、流通、収益まで見通せる視点を養うということは大切だと思いました。定期的なこのようなイベントはありがたいです。積み重ねで知識が格段に増えると思います。
・第30回おめでとうございます。いつも素晴らしい試食をありがとうございます。日々の料理に大変参考になります。こんなに続くとは素晴らしいことです。是非ブラッシュアップカフェを今後も続けて欲しいです。本日の荒木さんの勉強会は強い印象で衝撃的に感じました。大変ためになりました。
次回、令和２年２月９日（日）に開催予定の第31回ブラッシュアップカフェの講師は、Tea＆Saloonレイズドリームのオーナーで大正堂薬局の管理薬剤師でいらっしゃる山口礼子様
薬剤師の視点から健康をテーマにお話をしていただきます。
どうぞお楽しみになさってください。
ベジフルカッティングプロフェッショナル・野菜ソムリエ
ティーコーディネーター・食品衛生責任者
野菜ソムリエコミュニティちばブラッシュアップチーム 武 ふみ子
野菜ソムリエコミュニティちば
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