【報告】高尾山交流会

季節は初冬、場所は東京の紅葉で映えた高尾山。12月2日の日曜日。野菜ソムリエコミュニティTOKYOと野菜ソムリエコミュニティちばの合同交流会が開催されましたので報告します。

高尾山は、ミシュランガイドで認定された三ッ星の観光地で、都心から1時間のアクセス。京王線高尾山口駅で下車したら、そこはもう高尾山です。

10時半に、高尾山口駅に集合。コミュニティTOKYOからは6名、コミュニティちばからは3名の参加でした。それぞれ、直前に1名づつのキャンセルがあり少人数ながらも、老若男女、9名の交流会となりました。まずは、高尾山のケーブルカーの山麓駅に向かいました。先月の11月まで開催されていた紅葉祭りが終わったせいか、観光客・登山者は思ったほど多くはなく、比較的、寛いで過ごせそうな予感。シーズン中ならケーブルカーに乗るのに1時間は待つことでしょう。今回の交流会は、不断の運動不足の解消も、目的の一つですので、もちろん、ケーブカーには乗らず、徒歩で、次の目的地の高尾山薬王院へ向かいます。薬王院への道すがら、赤々と萌えたモミジや広葉樹の紅葉を観賞し、目の保養となりました!

途中休みながらの山歩きにて、山腹にある薬王院へは、12時少々前に到着。お楽しみの精進料理です!薬王院の宿坊の一室に案内された先には、精進料理が用意されてました。今回頂いたお膳は天狗膳。本膳は8品、二の膳は2品。高尾山は「殺生禁断」のお山。精進料理は、「肉・魚を使わない」料理とされ、「生き物を殺さない」料理と思われがちですが、仏教では動物も植物も生き物としています。しかし人間は生命の力を頂かなくては生きていけない罪な悲しい存在であります。せめて人と同じ痛みを感じたり、赤い血が流れたりする動物をつかわずに最低限の食べ物として植物だけを無駄なく使って、生き物や大自然、そしてこの世の全ての事柄に感謝して精進する為の食事です。さらに、修行として、人間に悪い気持ち(闘争心、邪心)を与える臭気を発するとされた五辛(ニンニク、ラッキョウ、ネギ、ヒル、ニラ)も食べません。

精進料理を堪能した後、宿坊の裏手にある高尾山の穴場的なパワースポット、洞窟内に奉られた弁財天を参拝しました。弁財天と言えば、七福神の中の紅一点として有名ですし、商売繁盛と技芸上達とのご利益が決まってますが、ここの弁財天様は「福徳円満」、「平等利益」などのご利益があるそうです。

参加者の皆さんは、何を願ったのでしょうか。

山頂に出発する前に、薬王院境内で、暫し、自由時間。お土産や記念品を買ったり、御朱印を頂いたりして過ごした後、山頂に向けて出発です。途中、薬王院の本殿(寺院)を参拝、そして本社(神社)を参拝しました。高尾山薬王院は元々は神仏習合の宗教施設で、今でも大小様々な寺院、神社があり、様々な願いが叶うパワースポットです。

山頂へは20分で到着。今日は天気良く、富士山を眺めることができました。ここで暫し山頂で休むグループ(ビールを飲んで一休止)とモミジが群生しているももじ台に行くグループに分かれて、それぞれ過ごしました。

帰りは、吊橋のある4号路で下山するグループと1号路で下山するグループに分かれて、それぞれ、ケーブルカーの高尾山駅に向かいました。登りは、舗装された道(1号路)でしたが、下りは山腹を這うように通じた山道を歩き、高尾山の自然を全身に感じて、高尾山の山歩きを堪能しました。

待ち合わせの高尾山駅で集合しながら、人気の天狗焼きを購入。評判通り、とても美味しい!ケーブルカー駅前の広場は、下山の観光客が列び、待ち時間20分とのことで、帰りも徒歩で下ることにしました。山麓には、夕暮れ迫る16時半頃、到着。今朝の集合場所だった京王線高尾山口駅に歩いて、ここで解散として、各自、家路につきました。

次回、来春、新緑か桜の時期、2回目の開催を企画するつもりです。今回キャンセルされた方、都合悪く参加できなかった方、この報告を読んで高尾山・精進料理に興味をもった方、次回、是非ともご参加ください。

野菜ソムリエコミュニティちば 落合修

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