平成30年度終わりの3月31日の日曜日、天気予報通りに前夜の雨が上がり、柏のコミュニティ畑でのホップ植え付け&畑DEランチのイベントを開催しました。
今回のイベントは野菜ソムリエプロデュース柏ビール造りプロジェクトの第2回目。第1回目は、12月の初旬、今回と同じ畑にて、大麦の種蒔きをしました。今回、前回の参加者やその友達の参加で、参加者は総勢12名での開催です。
畑でランチを作って食べる都合上、9時半に、会場の環境コンビニステーションに集合していただき、先ずは下拵え。一通り、下拵えが整った10時半に、主催者として、今回のイベントの主旨を説明し、ビールを作る上でのホップの役割や、ビール以外でのホップの食べ方や、薬効についても説明しました。ビールにホップを使うのには、苦味や香りを与えるため、また殺菌作用で腐らせないため(かつてイギリスとインドの間を船でビールを運ぶのにビールの腐敗を防ぐため、ホップを大量に使って仕込んだそうです。所謂、インディアン・ペール・エール、IPAスタイルのビール)、泡立ちをよくするためという訳があります。最近の研究によれば、ホップには、花粉症を抑制する効果やアルツハイマー症を抑制する効果などが発見されています。これを受けて、野菜ソムリエプロデュースのビールに、今回植え付けた苗が生長して収穫したホップを使うと共に、野菜またはハーブとして頂けるよう流通させ、また食べ方を案内したいと考えています。
昨年収穫した大麦で仕込んだビールを用意しました。これらは、畑でのランチの際に、食事と一緒に頂いてもらうつもりです。
10時50分、予定通りに講義を終えて、3台の車に分乗して、畑に向かいました。駐車場に、車を止めて、徒歩で畑に向かいました。ホップの植え付けに先立って、先ずは、調理の準備です。
今回のランチメニューは次の通り。
①ピザ(畑で採れた野菜もトッピング)
②里芋とビーツのココナッツミルク・カレー
③焼き芋(サツマイモとジャガイモ)
準備としては、ピザを焼き、鍋で調理するため、ピザ窯と竈の火起こし。火が回って、火力が安定したら、イベントのメインとなるホップの植え付けです。育苗したホップ苗を切り分けて、スコップや定植ゴテを使って、苗を植え付けていきます。作業分担、交代しながら、皆で作業して、30分程で終了。
講義前の下拵えで用意したピザ生地を切り分けて伸ばして広げて、同じく準備したピザソースをかけて、バジルや野菜、畑で摘みとった野菜など、トッピングして、ピザを作り、そして順次、ピザ窯で焼いて、12枚、焼き上げました。
ピザ作りのグループとは別に、カレーを作るグループでは、竈で里芋とビーツのココナッツミルクのカレーを作ります。ダッチオーブンにサラダ油を入れて、マスタードシードを軽く炒め、ニンニク、生姜、カレーリーフ、千切りの玉ねぎを入れて、透明になるまで炒めます(野菜のカレーなので、玉ねぎは炒め過ぎないように)。ターメリック、塩、クミンパウダーを入れて炒め、水を足して、下拵えで軽く茹でた里芋と千切りビーツを入れて、柔らかくなるまで茹で、ココナッツミルク、塩を足して、味を整えます。出来栄えの想定としては、ココナッツミルクの白にビーツの赤が溶け込んでピンク色のカレーになるはずでしたが、煮込み過ぎたのか、ターメリックやクミンのパウダーを入れ過ぎたのか、結局、黄土色っぽいカレーになってしまいました。
ピザが焼き上がった後、事前に仕込んでおいたナン生地を切り分け、長く伸ばして、準備、ピザ窯で焼きました。
焼き芋は、洗ったサツマイモを紙とアルミフォイルで包んで、ピザ窯の室の隅っこに入れて、1時間ほど焼きました。ジャガイモは、同じく、紙とアルミフォイルで包んで、竈の直火の脇において、1時間ほど焼きました。ピザ窯では、温度が160度〜180度程度で、丁度よく、ホクホクの焼き芋に仕上がりました。薪の直火で焼いたジャガイモは、高温だったためか焼き過ぎでカチンカチンの焼き上がりに。
12時半頃、料理が大方揃ったところで、野菜ソムリエプロデュースのベジフルビール、”The Kashiwa”を開栓して、乾杯。そして、ピザ、里芋のカレー、ナン、焼き芋を、皆で、頂きました。
13時半頃には、食事を終えて、後片付け。そして、予定通り、14時に、イベントを無事終了となりました。
次回、大麦やホップが収穫できる時期に、「大麦/ホップ収穫体験&畑DEランチ」イベントを開催する予定です。
野菜ソムリエコミュニティちば
コミュニティ畑(柏)管理人
クラフトビール研究会 落合 修
野菜ソムリエコミュニティちば
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