【報告】「ちばの魅力発掘!産地交流会(チーズ)」意見交換会に参加

12月18日、「ちばの魅力発掘!産地交流会」意見交換会に参加しました。
なんと今回のテーマ食材は、乳製品のチーズ🧀
初めての野菜以外の産地交流会に私たち参加メンバーは、ドキドキワクワク😍

この産地交流会の目的は
牧場を訪れ、牛舎、工房の視察、チーズ料理の試食、意見交換会を行うことです。
意見交換会のテーマは「チーズの消費拡大と効果的なPR」。

千葉県南東部に位置するいすみ市には、チーズ工房が6軒もあります。チーズマップが作られているほどなんです!
東京から2時間近くで行けるチーズ工房は、とても興味深いですね。
訪れたのは、そのいすみ市須賀谷にある有限会社高秀牧場。広大な敷地の中で、150頭もの乳用牛を飼育しています。年間の出荷乳量は900トン。
牛舎、堆肥舎、チーズ工房、ミルク工房の施設があります。
今回、案内してくださったのは、
高秀牧場ミルク工房の店長、馬上温香さん。
高秀牧場は循環型酪農を行っていて、国産飼料利用率100%を目指しているそうです。現在97%、これも凄いことです!
実際に見せていただいたのは、米、ビール粕、醤油粕などの食品製造時の副産物を利用して作られたもの。無駄なものが全くありません。牛は甘い香りのビール粕が好きだそうで、偏らないように均等に全てを混ぜてつくるそうです。
牛舎の中では、
とても穏やかな表情の牛がのんびり過ごしてます!
牛舎に入って感じたのは酸っぱい匂い。
発酵飼料なので、牧場特有の匂いがあまり出ないのが特徴だそうです。

あれれ!!!
よく見ると牛が宙に浮いてませんか???


牛の爪切り(爪とぎ)の真っ最中!なかなか見ることの出来ない貴重な場に立ち会えました!
牛も気持ちよさそうにしてます😁
馬上さんは「牛の生活に合わせた生活をすることが酪農」と話してました。
牛が牧場にいられる時間を健康で長く過ごせるように毎日同じ時間に搾乳したり、飼料作りを考えたり、敷き藁を毎日変えたり、牛舎を綺麗にするなど、コツコツ毎日行っていくことで、牛にとってストレスのない癒しの生活空間となるのです。

こちらはチーズ工房、これからカチョカバロの仕込みが始まります。
温めた生乳に酵母を加え、固まらせていきます。均等に固まらせるのは難しい技術で、細心の注意が必要だそうです。
チーズ工房の隣にはミルク工房。

こちらは新鮮な生乳から作るジェラートやチーズを販売しています。
高秀牧場には数々の賞を受賞したチーズがあります。その貴重なチーズとチーズ料理を試食させていただきました!
こちらは
りんごの入った「フロマージュブラン」
りんごの爽やかさと滑らかで濃厚なコクが素晴らしい!デザート感覚のチーズです。

「いすみの白い月」

酵母を使用した熟成タイプのチーズ。口の中でホロっととろけるような食感がくせになります。酵母の香りがほのかにします。

「まきばの太陽」

こちらは、セミハードタイプ。もちもちっとした食感です。さっぱりしていてくせのないチーズです。
「草原の青空」
とても食べやすいブルーチーズです。緑が美しい!

自家製ピザもいただきました。

中でもカチョカバロののったピザは香ばしくて、ミルク感、焼き色、風味全てが、また食べたいと思える存在感たっぷりのピザでした。
そして意見交換会。
チーズの消費拡大と効果的なPRについて。
たくさんの意見が飛び交いました。
まずはチーズのことを興味を持ってくれる人に知ってもらいたい。チーズの食べ方や食べ頃の見極め、保存の仕方など。またチーズができる背景。
そのためにターゲットを絞り、発信していく。
など。
ナチュラルチーズを買おうと思うけど、どういう風に食べたらいいかが分からないという人は多いのではないでしょうか。
難しくないだれでも簡単に作れるチーズレシピが必要になります。

そして私たちは野菜ソムリエですが、チーズのレシピもお手のもの???
宿題をいただきました。
頑張ります!
今回の産地交流会では、馬上さんの酪農愛を深く感じました。
「牛が好き!牛って凄いですよね。草を食べてあんなに美味しいミルクを作ってくれるのですから。」と言っていた言葉が忘れられません。
私も牛が好きになりました!

今回の産地交流会では、大変お世話になりました
馬上さん
千葉県の夷隅農業事務所改良普及課、農林水産部、流通販売課の皆さま、NPO法人ちば農業支援ネットワークの皆さま
本当にありがとうございました。
このような貴重な機会をいただき、感謝しております。

野菜ソムリエプロ
栗原美由紀

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